荒巻 慶士

UPDATE
2022.11.16

その他

どうする?年賀状

 毎年事務所の年賀状のデザインをお願いしているBRESTさんから、今年もお作りしますか、とお尋ねをいただいた。BREST さんは、この事務所のホームページを作成してくださったところで、このサイト、つまりこの事務所の個性にマッチした〝作品〟を仕上げてくれる。

 来春に向けて出来上がってきた案には、跳躍するウサギが描かれている。干支を採り入れるのが近年の恒例。こうしたデザイン案を見ながら、年初のメッセージに思いを巡らせるのがまた、この時期の恒例となっている。

 

 最近は、お付き合いのある会社から、来年から年賀状はご遠慮することにしたとのご挨拶をいただいたり、知人・友人からも、悪いがもう出さないことにしているとの話を聞くことも多い。

 虚礼廃止と言われて久しいし、今風には紙の無駄遣いでは、というところか。年賀状は、常日頃お世話になっている先にする年初の挨拶に代わるものとも聞くが、実際には、無沙汰を詫び、つながりを確かめる数少ない機会になっている面が多々あって、電話やメールの連絡も不義理にする自分にとっては、近況をわずかに伝える貴重な場面となっている。

 

 そろそろと歳末のムードが漂い、それを過ぎるとお正月。一方的にお送りするのも申し訳ない感じがするが、もう少し続けようと思っている。 

後藤 慎吾

UPDATE
2022.10.03

その他

金融商品取引業コンプライアンスハンドブック

先月、私の2冊目の著書となる「金融商品取引業コンプライアンスハンドブック」が公刊された。

人事を尽くしたので、あとは読者諸賢のご判断に委ねたい。

 

これまでは空いた時間の全てをこの本の執筆につぎ込んできたので、それが終わると時間を持て余すようになった。久しぶりに水泳や筋トレをしたり、飲みに行ったりしていたのだが、なんだか物足りない。

 

それで、また何か新しいことをしたくなって、いっそのことYouTuberにでもなってみようかなどと一人夢想していたのだが、家族に相談してみると、皆大反対だったのでやめにした。

 

結局、ハンドブックをもとにして関連情報を提供する「金融商品取引業コンプライアンス通信」というブログを始めるという無難な線に落ち着くこととなった。これがどれだけ続くのかは定かではないが、ハンドブックをお買い求めいただいた方はこのブログもご贔屓の程を。

荒巻 慶士

UPDATE
2022.09.20

その他

依頼者とともに

 コロナ禍をまたぎ、第一審、第二審と長く続いた訴訟について、このほど高等裁判所の判決の言渡しがあった。雇止めをめぐる労働事件で、使用者側の代理人として審理を担当した。

 結果は、幸いにして勝訴だった。

 

 事実関係、その法的な評価ともに、全面的に主張が対立する中で、書面は長大となり、証拠も膨大になった。地方裁判所で行われた証人尋問では、訴えを提起した本人含めて、上司・同僚ら、社員5名が法廷に立つなど、〝フルコース〟の展開となった。

 

 訴訟において、審理の状況次第で、代理人としてなすべきことが多くなることは当然だが、依頼者の負担も大きくなる。相手方の主張に応じて、本人、会社の場合は担当者、さらに担当者を通じ関係者において、新たな調査の必要が生じたり、証拠探しをお願いすることになる。

 事件を組み立てて進めるのは弁護士の仕事だが、これを支える協力がなければ、的確で、効果的な主張・立証は困難だ。

 

 振り返ると、依頼者と意思疎通が図れ、歩調の合った事件は、首尾よく進んだことが多い。残念ながら、その逆のケースもある。

 改めて、依頼者との協働関係の大切さを認識している。

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