後藤 慎吾

UPDATE
2025.10.16

その他

彼岸過ぎても

前々回のコラムで書籍の執筆の締め切りが9月末だと述べたが、10月も半ばだというのにまだ原稿を書いている。本業が忙しかったこともあり想定通りに進まず、無理を言って締め切りを11月末まで伸ばしてもらった。 

 

法律書の執筆というのは、法律、政令、省令などの法令に書いてあることを読者に分かりやすく説明すればよい。小説家のように無から有を生み出す必要がないので、私のような創造性のない人間でも著者になることができる。ただ、間違ったことは書けないので、裏をとるために様々な法律書を読み込んでいるとあっという間に1日が過ぎてしまう。48歳になったというのにいまだに勉強の日々だ。 

 

法律について1日あれこれ思いを巡らすのはしんどい作業のように思われるかもしれないが、忘れていたことを思い出し、新たな知見に触れることができるので結構楽しい。司法試験の勉強の時もそうだった。法を学ぶことが生来好きなのだと思う。 

 

このような成長の機会をいただけていることに感謝しつつ脱稿まであと1か月半駆け抜けたい。 

荒巻 慶士

UPDATE
2025.09.23

その他

原点が存在する

 年を重ねてくると、同窓会が増えてくる。

 そのように聞いていたが、実際にそのとおりになった。今夏には、高校の同期会があり、司法研修所修了20周年の記念会があった。近くは中学校の同窓会が予定されている。

 

 インターネットやSNSの広がりで、集まろうとすると、途切れていた関係も意外につながりやすいことに気づく。一緒に登校していた中学時代の友人には、この事務所のホームページで見つけてもらった。おそらく40年以上、会っていないのではないか。

 

 ひと時のことだが、耳を傾けては話し、過ぎていった時間を埋めようとする。友人たちのその後を知り、自分の来し方を振り返るわけだが、月並みになるけれど、刺激を受けたり、反省したりする。

 

 不思議に思うのは、忘れかけていた当時の空気の中にたちまち立ち返り、だれも当時の個性そのままであることがわかる。長く会わない友だちでも、話しやすい相手は話しやすいまま。

 要は、人は結局、変わらない。変わったように見えても、きっと本当はこういう人柄だったんだなと気づく。

 

 当事務所も来年3月で10周年。山あり、谷あり、立ち止まることなく進んできた。お陰様で大きな事故もなかった。新たなことを始める弾んだ気持ちが、少し遠くなっていた。節目にあたって原点を見つめよう。

後藤 慎吾

UPDATE
2025.08.26

その他

阪神タイガース

阪神タイガースの快進撃が続いている。8月26日現在で阪神の貯金は27、巨人が貯金1で、その他のチームはみな借金だ。現在、マジック16だが、9月初旬には優勝を決めるだろう。

 

私の妻は、大阪で育ったから阪神の大ファンだ。東京では阪神の試合はテレビで放映されないことが多いから、年間の配信サービスに加入していて、阪神の試合があると必ず見ている。私が仕事から帰ると、阪神が勝った日は機嫌がよく、負けた日は雰囲気がピリッとしているから、妻に聞かないでも試合の結果が分かる。

 

私の娘は、もともと野球に興味がなかったが、妻の影響もあって、昨年から、阪神の熱狂的なファンになった。知識量は私の妻以上で、阪神の各投手の防御率まで暗記している。

 

私はといえば、大阪で司法修習をしたこともあり、どちらかといえば阪神ファンなのだが、2人には全くついていけない。2人は配信で試合をリアルタイムで見た後に、復習と称して阪神が勝った試合を再度見たりしている。

 

こういう環境だと、私の息子も阪神ファンになりそうなものだが、2人の期待に反してヤクルトファンである。村上宗隆選手が好きだからというのが理由だが、村上選手がメジャーに行ったら、2人からの圧力に抗しきれず、彼も阪神ファンになるのではないかと予想している。

 

というわけで、私の家族には、野球という共通の話題があるから、わりかしうまくいっている。

ページトップ