後藤 慎吾

UPDATE
2023.10.30

その他

弁護士人生20年

私が弁護士登録をしたのは2003年10月のことだから今月でちょうど20年になる。ここまで大過なく弁護士の仕事を続けることができたのは、これまでに指導いただいた諸先輩方、今ともに事務所を運営している荒巻弁護士、支えていただいた歴代の秘書の方々など、多くの方々のお陰であり心より感謝申し上げたい。

 

将棋の谷川十七世名人は、将棋の棋士は「勝負師」と「研究者」と「芸術家」の3つの顔を持つと述べているが、弁護士も同じだと思う。訴訟には勝ち負けがあるし、事件を処理するために関係する法律について研究することも多い。また、弁護士の仕事として契約書を作ることがあるが、弁護士にとって契約書は「作品」というべきものであり、全体として論理的一貫性があり均整の取れた美しさが追求される。

 

私は何でもすぐに飽きてしまう性分なのだが、弁護士の仕事だけは辞めようと思うことがなかった。それは、弁護士という仕事がこのような多様な側面を持ち、どこまでいっても極めることが困難だからなのだろう。

 

健康に問題がなければあと20年は弁護士として仕事をしたい。そう考えると今はちょうど中間地点だ。これまでの20年の蓄積を活かしてこれからの20年も実りあるものにしていきたい。

荒巻 慶士

UPDATE
2023.09.28

その他

息長く働ける環境を

 先ごろ、ふとした拍子に腰を痛め、数日、安静に過ごすはめになった。ベッドで横になりつつ、1週間分の仕事を延期するなど調整し、時々身体の向きを苦労して変えながら、心当たりを考えた。力を入れていたゴルフのスイング改造はどこかで影響したか。

 総じて健康と信じる中で思わぬ落とし穴だった。

 

 人手不足に寿命の伸びが相まって、60歳定年? そんなころもあったっけと、振り返るような時代が近づいている。とはいえ、今夏、妙に刺さった「気候沸騰化」の言葉どおり、暑さの堪えるお年頃ではある。

 

 労働相談の現場では、中高年世代の労働災害、私傷病、これにまつわる使用者の安全配慮義務に関する案件が増えているという実感がある。

 同じ世代でも、健康状態には個人差が大きく、持病、症状さまざまで、会社ではケースバイケースの判断、対応が必要となる傾向が顕著だ。

 

 社員の側でも、担っていける業務の質と量がどれくらいか、引退のタイミングは? いろいろと迷うことも多いだろう。

 年代に限った話ではないが、体調の悪化や体力の低下という局面においても、安全に安心して、息長く働ける環境を作ることが喫緊の課題になっている。政策の後押しも重要であり、社会全体で考え、取り組むことが必要だと思う。

 

後藤 慎吾

UPDATE
2023.08.24

その他

ダイエット

今年の5月と6月の2か月間、ダイエットをした。このところの数年間、仕事や本の執筆などで忙しく運動することもなかったので、もともと60キロ台だった体重が気付けば78キロになっていた。

 

目標は10キロ減の68キロ。食事制限をしないでも運動さえすれば体重は減るだろうと考えていたが、1週間がたっても一向に体重は減らない。若いころとは勝手が違うことを痛感し、心を入れ替えて6月末まで以下の「痩せ活」を遂行した。

 

―食生活―

・お米、パン、麺類などの炭水化物の摂取を極力やめて、野菜中心の食事をとる。

・家で晩酌するのをやめる。

・間食をやめる。

・食べる前に食品のカロリー表示を見る(高カロリーの食事はあきらめる)。

 

―生活習慣―

・毎日体重計に乗る。

・体重だけでなく体脂肪率などの他の数値にも気を配る。

・毎日ランニングや筋トレをする。

・夜型の生活を改め早寝早起きをする。

 

最初は苦行だったが、1週間もすると「痩せ活」をしている自分が普通になって逆に体重の増加につながる行動をとると後悔するようになった。結果、6月の終わりには64キロまで体重が落ちた。脂肪が蓄積した腹はへこみ、それまで履いていたズボンはぶかぶかになった。

 

ただ、ダイエット期間が終了してからは食生活の「痩せ活」のいくつかはもうやっていない。酒を飲み、おいしいものを食べるのは人生の楽しみの1つだ。やっぱりこれだけはやめられそうにない。で、あれだけ苦労して減らした体重は着実に増加中だ。

ページトップ